琉球大学病院は、昭和59年10月の移転開院以来、沖縄県唯一の大学附属病院として、高度な医療の提供や医療人の育成など沖縄県下の医療水準の向上に寄与し、また特定機能病院としても地域の中核的医療機関として重要な役割を果たしてきました。また、平成20年2月には沖縄県のがん診療連携拠点病院として指定され、がん診療の中核的な役割を担っております。
沖縄県でのがん診療拠点として、PET/CT検査装置を整備する機能画像診断センターを設立致しました。
当センターに導入されたPET/CT検査装置は、従来のMRI、X線CTで計測する形態画像と異なり、細胞の機能を画像化する検査のため早期のがん発見に非常に有効です。
当センターでは、PET検査などの最先端技術を用いて、沖縄県のがん診療の確立とともに、更なる医療技術の発展のため先進的な臨床研究を推進し、沖縄県内だけでなく、アジアにおけるがん診療の先端施設としての役割を担うように努力していきたいと思います。