FDGは糖代謝の盛んな脳や心臓に強く集積します。
またFDGは尿として排泄されるため、腎臓や尿管、膀胱に強く集積します。
そのためこれらの臓器の診断が困難な場合があります。
FDGは炎症などの良性疾患にも集積します。
また糖代謝の低い一部の悪性腫瘍では集積が低い場合があります。
そのためこれらの疾患では正確な診断が困難な場合があります。
検査装置の性能上、5㎜以下の小さな病変は検出が困難な場合があります。
18F-FDG-PET/CT検査だけで診断は確定されません。
異常所見が認められた場合、診断のために更に他の追加検査が必要となる場合があります。
この検査に使用する薬剤(18F-FDG)はガイドラインに準拠して当院で製造されており、品質試験に合格したものを使用しています。
この検査に使用する薬剤(18F-FDG)には重篤な副作用の報告はなく、安全性の高い薬剤です。
この検査に使用する薬剤(18F-FDG)は放射性医薬品です。PET/CT検査では薬剤による被曝線量に、CT検査による被曝線量が加わります。
1回の18F-FDG-PET/CT検査による被曝線量は、胃透視(胃のバリウム検査)とほぼ同程度で、この被曝線量における身体への悪影響はありません。
ただし妊娠している(可能性のある)方、小児への検査は原則として行っておりません。
検査前の血糖値が高い場合、診断能が低下するため、検査を中止とさせて頂く場合があります。
薬剤投与後約2時間は検査区域から退出することはできません。また検査中はスタッフの放射線被曝を低減するために、マイクでのご案内や防護ガラス越し、距離をおいての患者様対応となります。
安静待機中は監視カメラによる安全確認を行っています。
車いす移送や介護を必要とされる方には、検査中の付き添いをお願いする場合があります。
薬剤製造機器、撮影検査機器などの保守点検には万全を期しておりますが、機器にトラブルが生じた際には撮影ができなくなる場合があります。
その際は後日、もしくは時間を変更して検査させて頂きます。
この検査で得られたデータは、検査を受けた患者様が特定出来ないよう十分に配慮した上で、学術研究目的に利用させて頂くことがあります。